2019年5月16日内容更新

　第６６回北海道薬学大会を５月１８日（土）・１９日（日）の両日、札幌コンベンションセンターにおいて開催いたします。
　この大会は、北海道内の薬事・薬業関係者が一同に会し、日頃の調査・研究活動を発表し、また、情報交換を通して、薬剤師の資質向上を図ることを目的としており、昨年は３，８００名を超える参加をいただきました。
　我が国では２０２５年を見据え進められてきた社会保障・税一体改革は本年１０月の消費税引き上げで区切りを迎え、今後は団塊ジュニア世代が高齢者と成る２０４０年を見据えた国民皆保険制度のあり方、全世代型社会保障の構築が進められることとなります。
　本会としては、健康サポート薬局、薬剤師認知症対応力向上等の研修会開催、北海道健康づくり支援薬局制度事業の推進と関連する諸事業、地域包括ケアシステムの構築に向けた多職種連携の推進とりわけ病院薬剤師と薬局薬剤師における薬薬連携の強化等について、引き続き推進して参ります。
　また、医薬品医療機器等法の改正に向け、本会では関係団体と連携を図り次世代薬剤師指導者研修会等を活用し、全ての薬剤師・薬局の能力及び機能の向上を図ると共に、国民が適切な薬局の活用方法を理解できるよう、薬局の機能や薬剤師の職能について周知・啓発し、さらに医薬分業のメリットを実感いただけるよう引き続き取り組んで参ります。
　２０２０年の第５３回日本薬剤師会学術大会は、北海道において開催されることが決定し、本会会員並びに全国の会員に満足いただく大会となるよう昨年度より準備作業に取り組んでおります。
　第６６回北海道薬学大会は、特別講演、各種セミナー、各部会の研究発表等の開催により、薬剤師としての原点を見直し、医療人として、安心・安全な社会への貢献ができる薬剤師を目指すとともに、社会に見える薬剤師へ近づき、薬剤師への評価が高まるように願っております。
　本大会が、皆様にとってより一層の研鑽の場、実り多い交流の場となるよう万全の準備を進めておりますので、多数のご参加を心よりお待ち申し上げます。