この度、平成24年6月16・17日(土・日)の2日間、「第59回北海道薬学大会」を札幌市で開催することとなり、現在、鋭意準備を進めているところでございます。

 北海道薬学大会は、北海道の薬事・薬業関係者が一同に会し、日頃の調査・研究活動を発表し、薬剤師の資質向上を図ることを目的として開催してまいりました。

 第59回を数える今回の大会におきましても、従来の歴史と伝統を可能な限り尊重しつつ、6年制のカリキュラムを修了した薬剤師が誕生した記念すべき年に相応しいテーマで、時代のニーズに応える薬剤師像を追求していく所存でございます。

 大会特別講演には、昨年の東日本大震災で自身も被災されたにもかかわらず、地域住民のために奮闘し多大な功績を残された、岩手県気仙薬剤師会の大坂敏夫氏をお招きし、貴重な体験をもとに薬剤師職能とその役割についてご講演をいただくほか、各部会における特別講演(11題)、シンポジウム(1題)、口頭発表(52題)、ポスター発表(89題)、ランチョンセミナー(5題)などを予定しております。

 また、昨年に引き続き日本ジェネリック製薬協会共催による公開シンポジウム(スイーツセミナー)も開催される他、北海道薬剤師会病診委員会主催の感染対策研修会が開催されます。

 この2日間、変化の激しい時代を生き抜くための活発な意見交換と充実した情報発信の場をご用意いたしますので、皆様のご来場を心よりお待ち申し上げております。

第59回北海道薬学大会大会長  東洋 彰宏
(一般社団法人北海道薬剤師会 会長)