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新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の診断に用いる 抗原定性検査キットの購入と使用方法

公開日 : 2024年4月12日(金)最終更新日 : 2024年4月12日(金)

カテゴリ・タグ : 新型コロナウイルス感染症について

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購入方法

新型コロナウイルスに感染しているかどうかは検査キットを使って検査します。

この検査キットには、「体外診断用医薬品(医療用)」、「第1類医薬品(一般用)」、「研究用」がありますが、このうち「研究用」は国の承認を受けておらず、適切に性能等が確認されているかも不明なものが多いため、その使用はお勧めできません。厚生労働省ホームページ*1にて承認された検査キットを確認することができますので、誤って選ばないようにしましょう。

令和4年8月24日に一般用の新型コロナウイルス抗原検査キットが承認され、薬剤師による情報提供を受けた上で、 薬局・薬店のほか一部のインターネット通信販売サイトでも購入することが可能となりました。なお、「第1類医薬品」の商品をインターネット通信販売等で購入する際には、薬剤師による情報提供が行われますので、不明な点は、薬剤師に相談してから購入しましょう。

新型コロナウイルス抗原検査キットを用いて適切に使用した上で陽性と判定された場合には、必ず病院を受診しなければいけないということはありませんが、症状がつらい、悪化してきた、基礎疾患がある等、症状や状況に応じて受診しましょう。また、陰性と判定された場合であっても、検査のタイミングによっては感染している可能性がありますので(偽陰性)、手洗いやマスク等の感染予防対策を怠らないようにして、必要であれば医療機関へ受診するようにしましょう。

一般用抗原検査キットを使うときのポイント

  • 咳や熱、のどの痛みなどの症状が出た日(発症日)を1日目として、2日目以降に検査をするとよいとされています。検出には一定以上のウイルス量が必要になるため、発症後すぐに検査をすると偽陰性(本当は感染しているのに陰性と判定される)のリスクが高まります。早めに検査をして陰性だった場合は、翌日に再び検査するなど、複数回行うとよいでしょう。
  • 検体(鼻腔ぬぐい液)を採取する綿棒は、鼻孔(鼻の穴の入り口)から2cm程度入れて、鼻の内壁に沿って5回転させてぬぐうのが基本のぬぐい方です。細かい使用法は抗原検査キットによって異なるため、添付文書に従って行いましょう。ぬぐった後の綿棒が十分に湿っていることが大切です。
  • 抗原検査キットの判定部には「C」と「T」の文字があります。「C」はコントロールラインといい、正しく検査ができているかどうかをチェックするラインです。正しく検査ができていれば、誰でも必ずラインが出現します。「T」は判定ライン(テストライン)です。陽性の場合、ここにラインが出ます。うっすらとでも出ていたら陽性です。ラインが薄い場合は、観察時間を少し延ばすとだんだん濃くなってくるので、より確認しやすくなります。
    また、「C(コントロールライン)」に線が出ない場合は正しく検査ができていません。たとえ「T(判定ライン)」に線が出ていても判定は無効になります。新しい検査キットでもう一度検査をしましょう。

*1 厚生労働省ホームページhttps://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_27779.html

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